大学中退者が知っておくべき、就職のための五箇条

 

 


 

 

 

 

 

 大学を中退して就職活動を始める前に、知っておくべきことがある。それは、新卒と同じ感覚で就職活動を行っても、内定を得るのは難しいという現実だ。

 

 大学中退者は、最終学歴が「高卒」になり、当然、新卒を対象にした求人には応募できなくなる。そして転職希望者を対象にした求人だと、職務経験がないことがネックになって、書類審査に通りにくい。

 

 つまり大学中退者は、自分が就職市場でどういう価値づけをされているかを知り、それを跳ね返すための準備をして、就職活動を行う必要があるのだ。

 

 

 

 

 


 とはいえ、大学中退者だからこその強みも当然ある。

 それは、新卒と違って、一年中就職活動ができることだ。興味がある求人には即応募ができるので、積極的にエントリーしてほしい。

 また近年は、企業がミスマッチを防ぐという目的もあって、大学生のインターンシップを行うことも多いが、現役大学生の採用は卒業まで待たなければならないというデメリットがある。

 その点、大学中退者はすぐに勤務が可能だし、若いので長く働いてもらえるというメリットがあるのだ。

 

 

 では、企業が未経験者を採用するにあたり、求めるものとは何なのだろう?
 それは、求人サイトなどで企業の採用担当者などを対象に行ったアンケートを読むと、よくわかる。

 

 

 上位に並ぶのは「コミュニケーション力」「やる気」「人間力」で、「学歴」「スキル」ではない。企業に新入社員を育成する体力がなくなってしまったいま、組織内で自ら人間関係を築き、何事にもチャレンジできる気概を持った人材が求められているのだ。

 

 そしてそのベースには、「自分で考えて行動できる力」を持っていることがある。指示待ちをするのではなく、仕事に対して自分なりに考え、周囲を巻き込んで実践しようと努力する人材を、どの企業も求めていると言える。

 

 たとえ大学中退者でも、この四つの力を持つことをアピールできれば、内定を得られるチャンスが高くなるのは間違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 大学中退者が、「コミュニケーション力」「やる気」「人間力」「自分で考えて行動できる力」を武器に就職試験に臨める企業を探すためには、どうしたらよいのか。

 

 

 それは、意外にも転職サイトを活用することだ。
 就職サイトの多くは新卒向けであり、すでに学生ではない大学中退者には向いていない。そこで転職サイトを使うわけであるが、「転職者じゃないのに転職サイトを使っていいの?」という疑問は浮かぶことだろう。

 

 

 実は経験・学歴不問の求人も多く掲載されており、転職サイトというよりは総合求人サイトと呼ぶほうがふさわしい。

 

 こういった転職サイトに求人を出す企業は、意欲があり、すぐに仕事が始められる人材を求めている。ことに未経験者応募OKの企業なら、大学を中退したことがハンデにはならない。

 

 

 代表的な求人サイトとしてリクナビNEXTがあるが、実際に大学中退者からの質問と回答まで掲載されており、そういった利用者層まで想定していることがわかる。

 

 そこで、大学中退者がリクナビNEXTを利用した就職成功例2つ、紹介しよう。

 


 

 

 

 

 

 

 私立大学に進学したのですが、経済的な事情で中退を余儀なくされました。すぐに就職したかったので、リクナビNEXTに登録。大学在学中は福祉系の学部に在籍し、高齢者施設でのボランティア活動を行っていたので、幅広い年齢層の方と交流する機会があったこと、人に喜ばれる仕事がしたいことをアピールしたら、内定をいただけました。


 退学の理由が明快で、学生時代の経験が職場でも活かせると、採用担当者に伝えられたことで、大学中退のハンデを乗り越えた事例といえる。

 高校が理系のクラスで化学が得意だったので、深く考えずにそのまま大学に進学。ですが、自分が研究に不向きなことがわかり、結局退学してしまいました。リクナビNEXTなら求人数が多いので、自分に合った仕事が探せると思い登録したのですが、そこで思い知ったのは自分がどんな仕事に就きたいかが明確でないと、求人を探すのに苦労するということでした。高校時代からホテルでのアルバイトを続けていて、接客業が好きだったので、サービス業を中心に応募。早々に内定をいただくことができました。


 アルバイトという職務経験を通して、自分の志向性を見つけられれば、転職希望者とも戦えるということだ。

 

 

 

 

1.希望する企業名で直接検索する方法

 希望する業界や職種にマッチする企業名がわかっているのなら、その名前で検索をかけて、求人を探すことができる。

 

 

 

2.キーワードで大学中退OKの企業を探し出す方法

 業界や職種を絞り込めないでいるなら、「未経験」「経験不問」「中退」「年齢不問」などのキーワードを入力し、検索をかけてみることで、さまざまな企業がヒットするので、参考にしてみよう。

 


(クリックで検索ページを開きます)

 

 

3.希望企業の条件を登録して情報を受取る

 リクナビNEXTにはスカウト機能があるので、自分の経歴や希望条件を登録しておくことで、企業からのオファーを待つこともできる。アルバイト経験が長いなら、ぜひ活用しよう。

 


 

4.スカウト機能のためにレジュメを完成させる

 企業からのスカウトを待つためには、魅力的なレジュメを作成する必要がある。
 リクナビNEXTにはレジュメ作成ツールや、ブラッシュアップするための機能もあるので、ナビゲーションにそって入力するだけでOKだ。

 



 もちろん、書き方の指導ページも用意されている。参考にしながら作成するとよいだろう。

 

 

 

 

 

 大学を中退したという事実は、就職試験の場では「物事を途中で投げ出した人」という、先入観を植え付ける材料になる。
 だが、自分のマイナスポイントを、プラスイメージに変換して伝えられるよう、事前準備をして就職試験に臨めば、それが採否の理由にはならない。

 

 挫折を知らない人間は弱いものだ。大学中退という経験をプラスに変えて、希望の就職を実現しよう!